今回のメルマガ【水谷加奈の劇場型恋愛体質】より。
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小学校の頃、道徳の時間が大好きでした。
【泣いた赤鬼】【因幡の白うさぎ】【雪舟の涙絵】など今でも覚えています。
みんなで意見を言い合ったり先生がまとめたり。
通知表に関係なく興味深い話を読んだり聞いたりできる、そんなのびやかな時間、それが道徳でした。
道徳の時間…だったかは定かでないのですが、
1年か2年のとき担任の木村先生(当時50代、男の先生)が【かわいそうなぞう】を読んでくださった時のこと。
先生が途中でおいおい泣き出したのです。
ぞうの花子がエサがほしいからと飼育員の前で一生懸命芸をするシーンです。殺されることも知らないで…。
白いハンカチで顔を何度も拭いながら先生は嗚咽していました。
その姿を見て子供たちはびっくりして顔を見合わせるばかり。
子供ですからくすくす笑う子も。
でもね。そのとき、
「戦争は絶対にしちゃいけないんだ」
と、無意識のうちに感じた子供も多かったはず。
そういうことなんじゃないかな。道徳って。
パン屋じゃない和菓子屋だとか、アスレチックじゃなくて和楽器だとか、そういう問題じゃないんだよ。
と、文科省のお役人さんたちに言いたい。
戦争を知っている世代の木村先生も先日亡くなりました。
子供たちに何をどういうふうに伝えていくか、
それは文言やディテール設定ではなくて、伝える側の人間性だと私は思います。
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小学校の頃、道徳の時間が大好きでした。
【泣いた赤鬼】【因幡の白うさぎ】【雪舟の涙絵】など今でも覚えています。
みんなで意見を言い合ったり先生がまとめたり。
通知表に関係なく興味深い話を読んだり聞いたりできる、そんなのびやかな時間、それが道徳でした。
道徳の時間…だったかは定かでないのですが、
1年か2年のとき担任の木村先生(当時50代、男の先生)が【かわいそうなぞう】を読んでくださった時のこと。
先生が途中でおいおい泣き出したのです。
ぞうの花子がエサがほしいからと飼育員の前で一生懸命芸をするシーンです。殺されることも知らないで…。
白いハンカチで顔を何度も拭いながら先生は嗚咽していました。
その姿を見て子供たちはびっくりして顔を見合わせるばかり。
子供ですからくすくす笑う子も。
でもね。そのとき、
「戦争は絶対にしちゃいけないんだ」
と、無意識のうちに感じた子供も多かったはず。
そういうことなんじゃないかな。道徳って。
パン屋じゃない和菓子屋だとか、アスレチックじゃなくて和楽器だとか、そういう問題じゃないんだよ。
と、文科省のお役人さんたちに言いたい。
戦争を知っている世代の木村先生も先日亡くなりました。
子供たちに何をどういうふうに伝えていくか、
それは文言やディテール設定ではなくて、伝える側の人間性だと私は思います。
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