劇場型恋愛体質。

メルマガ【水谷加奈の劇場型恋愛体質】より。

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息子がこの春中学生になるので、保険に入った方がいいかな？と…。
通学途中の事故や、友達に怪我させたりさせられたり、学校の窓を割ったり備品を壊したり。
思ってもいないようなことが結構な確立で起こるらしいのです！（笑）
いろいろ調べた結果、
生協のチラシに入っていた１番安くて簡単な保険にしようと問い合わせたところ、
早速担当の方が自宅まで来てくれることになりました。
約束は17時でした。17時5分くらい前になって電話あり。
「スミマセン。車で近くまで来ているのですが踏切が開かなくて…」
「はい。大丈夫ですよ。これから先はずっと家にいますから」
ところが17時10分になっても来ない。
まだ踏切が開かないのか？いや、迷っているのか？
するとまた電話あり。
「どうやら電車の事故があったようで、踏切が閉まったままなんです。
道を迂回しようにも後続の車がいるので動けなくて、前にも後ろにも身動き取れず…」
「あ、全然大丈夫です。ごゆっくり」
結局17時半頃ピンポーン。
玄関に出ると、40代後半くらいの男性が立っていました。
「人身事故だったんですか。大変でしたね」
と声をかけた瞬間・・・、
彼の怒りに満ちた表情があまりに恐ろしくて私は一瞬後ずさってしまいました。
ものすごい形相で仁王立ちしながら、彼は静かに保険の資料を取り出し早速説明を始めました。
ところがしばらくしてから大きく深呼吸してこう言ったのです。
「すみません。もしかして私、人相が悪くなっていませんか？」
（は？いや、別に。でも、ま、そう言われると…）
「電車の事情とはいえ遅れてしまったことにイライラしてしまって、
まだ気持ちを立て直すことができなくて…」
「いやいや、大丈夫ですよ」
私が笑うと彼もやっと笑顔を見せました。
でもこの時、なるほどと思ったのです。
こうやって正直に気持ちを表現した方が、自分も相手も楽になることがある、と。

4月。新入生、新入社員の皆さん、大切なのは素直な心です。
相手に腹を見せることによって信頼関係を築けることがあります。
関係性をつくってしまえば根回しや交渉、相談事がうまく進むことがある。
まずは味方をたくさんつくってください。


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