今回のメルマガ【水谷加奈の劇場型恋愛体質】より。
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あれからもう4年。
子供を、そして家族を亡くした人たちのことを思うと今でも息ができなくなるくらい胸が苦しくなります。
震災後、真夏の石巻。
港近くの家はほとんど流されていました。
そんな中、かろうじて残った家の柱や壁に色鮮やかな花の絵を描いて
子供たちを遊ばせていたお母さんの姿が。
「ここにはちょっと前まで私たちのおうちがあったんだよ、あのへんが子供部屋だったかな」と。
そして埋もれた瓦礫の中からまっすぐ伸びて力強く咲いていたヒマワリの花。
夏の終わりの気仙沼。
仮設住宅を訪問すると一人暮らしのおばあさんが「上がって上がって」と招き入れてくれました。
6畳一間に小さいキッチン。
「年も年だしね、このまま一生ここで暮らすことを決めました」
そのおばあさんから、たくさんの秋刀魚が届きました。
被災した子供たち30人ほどを集めてバーベキューをしたときのこと。
それまで元気にはしゃぎまわっていた男の子が我々が帰る支度を始めると急に泣き出したのです。
「帰らないで」と抱きついてくるその子のことを思わずぎゅっ。
子供たちは何も言わないで明るく笑っているけれど、
ホントはいろんな気持ちを胸の中にしまい込んでいるのでしょう。
あれからまだ4年。
忘れてはいけないことがたくさんありすぎて。
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