劇場型恋愛体質。

今回のメルマガ【水谷加奈の劇場型恋愛体質】より。

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　横浜市営の路線バスにて。赤ちゃんがぐずって大声で泣き始めました。ママがあやしても泣きやむ気配はなく…。すると１０分ほどしてこんな車内アナウンスが流れたのです。
「お母さん大丈夫ですよ。気にしないで。きっと眠いかお腹すいたかおむつが気持ち悪いか、でしょうか」
ミラー越しに語りかけたのは、乗車歴２０年のベテラン運転手さん、だったそうです。
このやりとりは先日ネットで流れ、運転手さんすばらしい！とツイートされたものです。
彼の一言でどれだけママが救われたか。
狭い空間で赤ん坊が泣きやまず困ったこと、ワタシも何度も体験あります。
でもね、ここで大事なのはママ側の態度でもあるんです。
公共の場所で子供が泣いたり騒いだりしたとき、
周囲に対して申し訳ないという気持ちと、なんとか事態を収拾しようとする努力を見せているか、それが大切。
レストランで子供が泣いても放置している親がいます。そんなんじゃあ迷惑がられるだけだよ。
電車内のバギー問題も同じ。
大きなバギーで堂々と乗り込んできて周りを気遣わない（それどころか車輪で人の足を踏んでも謝らない！）
ような母親がいるから、バギーに対して文句を言う人も出てくるわけさ。
まず（迷惑かけてごめんなさい）という気持ちがあってこそ、
（いえいえお互い様。しようがないですよ）と相手も思えるのです。
まずは周囲を気遣うところから。

　そういえば以前、こんなことがありました。
昼の郵便局にて。ワタシは貯金関係の手続きをするため機械で番号カードを受け取り、順番待ちしていました。
向こうを見ると２台しかないＡＴМの前にずらりと人が並んでいます。１５人近くはいたでしょうか。
１台は普通に稼働しているのですが、もう１台がまったく空かなくてなかなか次の人の番がやってこないようです。
操作しているのは赤ちゃんを抱っこしている２０代くらいの若いママ。
あまりに遅くてみんなイライラしている様子でしたが、
誰ひとりとして「早くしろ」なんて文句は言わずに我慢強く待っていました。
赤ちゃんを連れたママにはみんな優しいですからね。でも中には痺れを切らしてあきらめて去ってく人も。
そろそろ列の中から「１回並び直してくれませんか？！」くらいの声が飛んでくるのではないかと、
見ているこっちがハラハラしていたところ（１０分は経っていないにしても明らかに５分以上…、
たぶん７～８分は経っていた）ようやくそのママがＡＴМを離れたのです。
…が、普通これだけ長時間１台を占領して待たせてしまったら
少なくとも後ろの人に「お待たせしました」と頭を下げるくらいしてもいいのに、
そのママ、スマホを操作しながらすーっと出ていってしまうではありませんか！
みんな、えー？って顔してましたよ。
ホント、ちょっとしたことなんだけどなあ。
　
　
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