劇場型恋愛体質。

今回のメルマガ【水谷加奈の劇場型恋愛体質】より。

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　先日、ある大学の学生さんたち１００名ほどの前で１時間半ほどお話をする機会がありました。
【ラジオと言葉】について。
まずは【ラジオ】。
冒頭で文化放送のお家芸ともいうべき隠し芸ネタ・お助けマンの放送を１０分ほど聞いてもらったのですが、
やはりこの面白さはわかるのですね。
これまでラジオを聞いたことがないという人もゲラゲラ笑っていました。
後程送られてきた感想文に
【ラジオは見えないからこそ見える】ということがわかったと多くの学生が書いてくれたことが嬉しかったです。

そして【言葉】については、間違えやすい言葉を１０個ほどピックアップしてプリントを配りました。
【役不足】【情けは人の為ならず】【元旦】など。
間違った意味で使っている人が多いですよ、と。正しい意味を理解しておきましょうね、と。
(ここでは説明割愛。気になる人は調べてください！)
その中のひとつ【耳障り】。私はこのように説明しました。
「耳障りだ。とは言いますが、耳障りがいい、とは言いません。
これは手触りや歯触りと混同してしまっています」

学生の皆さんもフムフムと頷いてくれていましたが～、後から聞いた話。
活字の世界では「耳触り」はあるのだそうです。つまり活字だけなら「耳触りがいい」もOKなんですって！
確かにね。漢字を充てたら間違っちゃいない。
でも音にするとＮＧってこと？
・・・この事実に私は愕然としました。
私の説明は正しいのですが、厳密に言うと正しくないとも言えるのです？！
書き言葉に読み言葉、意味の多様性や使い方の変化。
あー、なんて厄介なんだろ。言葉は変わっていくと言えども……。
　
　
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