劇場型恋愛体質。

今回のメルマガ【水谷加奈の劇場型恋愛体質】より。

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　遠方で仕事がありました。２時間以上の立ち仕事。緊張した場でもあったので終了後はどっと疲れが。
さ、これからたっぷり１時間半かけて帰宅です。
電車に乗って空いている席によっこらしょと身を沈めてほっと一息。
ヒールだったのでとにかく足が重い。早く脱ぎたい！
ラッシュアワー前ですがほぼ埋まっている席を見まわしたとき、私はふと以前読んだ新聞の投書を思い出しました。
２０代ОＬ女性の意見です。
「仕事でくたくたに疲れて電車に乗ったら運よく座れたのですが、
しばらくすると私の前に高齢者が２人乗り込んできました。見るからに山登りの帰りといういでたちです。
私がそのまま座っていたら、小声で“最近の若者は年寄りに席を譲らない”と舌打ちするではありませんか！
それってどうなの？
私は今日１日一所懸命仕事をしてきたんだ。あんたらは１日遊んできたんじゃないの？
こっちは明日も仕事だよっ…と思ってしまうのはいけないことでしょうか…」
その時の私はこのОＬ女性の気持ちが痛いほど共感できたのです。
じゃあ今、もしもＴＤＬのお土産をいっぱい持った子供連れの母子が乗ってきたら？
小さい子供がお母さんの横でぐずりながら立っていたら？私は気持ちよく席を譲ってあげられるだろうか…。
(ワタシは今クタクタだ。さらにこれから帰って子供のごはんつくって洗濯やら掃除やらして、明日はまた4時起きさ。
仕事も家事もやらなきゃいけない毎日なのさ。家では自分の時間なんてないわけさ。
そりゃ、こっちだって席を譲るくらいの寛容さや余裕を持っていたいよ。でもさ、でもさ・・・。
いや、とにかくお願いだからこのまま誰も乗ってこないで！)

この葛藤がかえってストレスになり、余計ぐったり疲れてしまいましたとさ。

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