劇場型恋愛体質。

今回のメルマガ【水谷加奈の劇場型恋愛体質】より。

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　私はこれまで育児を大変だと思ったことがありません。日々成長していく子供と接することはとにかく楽しい。
生まれたばかりの頃は寝ている赤ん坊の匂いを嗅いでいるだけで幸せだった。
近所に住んでいる親にも助けてもらいながら、たまには飲みに行ったりスポーツクラブで汗を流したり。
ストレスとは無縁の生活を過ごせたことは幸せだと思います。
会社に復帰してからも育児と仕事とのバランスを取って“程よく手抜き”しながらやってきました。
理解ある仕事仲間にも感謝しています。
でも世の中私のような女ばかりではないのです。
先日観たサスペンス映画。
傍から見ると幸せそうな夫婦なのに、実は専業主婦の妻が育児ノイローゼになっていて、
夫が知らないところで赤ん坊に危害を加えていた…。
結局妻も赤ん坊も命を絶たれる…というショッキングなストーリー。
繊細で完璧主義の女性、ストレスを抱え込みやすい女性、
誰にも育児を手伝ってもらえず孤独を感じている女性はたくさんいるのです。
育児をどれほど大変に思うかは人それぞれ。
妻の性格にもよるし、夫婦関係も影響するし、環境によっても違います。
だから、
「一人では無理。あなたが手伝ってくれないと育児はできない」
と妻に頼まれたら、夫が育児休暇をとることは“あり”だと思う。
では今問題になっている国会議員カップルに関してはどうでしょうか。
私はやはり【反対】。
妻が休むのはいいけれど、夫が一緒になって休むのはいかがなものか？
もう一度言いますが、育児には夫の理解や助けが必要です。
夫は育児休暇を取るなと言っているわけでは決してありません。いや、ホントに必要ならとるべき。
でもこのお2人は現実がわかっていない気がするのです。ただのスタンドプレイにしか見えないのです。
まず国会議員は休暇中も給料全額補償だという点。我々とは違います。
フツー休暇中は給料なんてもらえませんから。
自分たちが率先して育児休暇を取ることで仕組みを変えたいと言われても…。
生まれたての赤ん坊一人だけのために夫婦が一緒に休みとって面倒見る必要なんてあるか？
蓮舫氏がおっしゃる通り「給与全額補償で“優雅”な育休をとる」だけになりませんか？
大体さ、子供が生まれた直後の１～２ヶ月間なんて夫が毎日うちにいたってあまり役に立たないんだよね（笑）。
赤ん坊は１日中寝ていて動かないし(寝返りも打たない)、前述のとおりこっちは匂いを嗅ぐだけ。(笑)
おっぱいとおむつならママがいれば大丈夫でしょう。大変なのは夜泣きくらい。
いや、それでも無理、あなたも育休をとって！と妻が夫に頼るほど余裕がないのであれば、
それはそれで今後女性議員という重い責務はこなせないのではないかと、違う意味で心配になります。
老婆心ながら言わせていただくと、
育児って子供が自分で動き始めたり急に熱出したりするようになってからのほうが大変なのよ。
さらにもうちょっと大きくなって反抗期迎えたりなんだり、母親の手に負えないとき父親が必要なのよ。
だから国会議員のおふたりさん。
夫が育休取るのならもっと先の緊急事態のためにとっておいた方がいいんじゃない？
経験者より。


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