この人のことをもっと知りたい、と思える人に出会ったのは何年ぶりだろう。
元朝日新聞社員の稲垣えみ子さん。
今日、グッモニのゲストとしていらっしゃった。
初めて報道ステーションで彼女を見たときの衝撃は忘れられない。
ア、ア、アフロ?!(笑)
51歳、独り暮らし。去年、朝日新聞社を退職。
今はフリーですね?と聞いたら、いえ、無職です。と笑顔で返された。
冷蔵庫も洗濯機も電子レンジも持たない生活。
野菜中心。食材はその日のうちにすぐ使いきる。残った野菜はベランダに干す。太陽が調理してくれる、と。。
徹底したエコ・・・、というか江戸時代のようなライフスタイルなんだが、そこに無理はない。
むしろなくしたことや捨てたことを楽しんでいる。
これまでって、節約や倹約がちょっとヒステリックに見えたり、
ロハスだなんだって言っても、そんなのただのファッションだろ?って冷めた目で見ていたんだが、
彼女の生き方は実に身軽でシンプルで潔い。
でも。
カッコイイと思いながらも今のワタシには到底、彼女の生き方をそのままコピーすることはできない。
会社だって家族だって物欲だって、捨てられないものがまだまだいっぱいあるから。
でもね。
人生のサイズダウンはできるような気がするんだよね。少しずつだけど。
稲垣さんが朝日新聞を辞める時に書かれた最後のコラムを改めて読んでみた。