３９度以上出て、慌てて休日診療所に駆け込んだのであった。
ベッドに寝てください、おなか見ますよ。
と先生に言われて、靴を脱いだリュウが、高熱で朦朧としながらも自分の靴を揃えるのを見て笑ってしまった。
習慣って大切なんだな。
検査したところ、インフルエンザではなかったのでほっとしたのだが～、
なぜかリュウは昔の記憶を思い出しまくり、
「白いマンションに住んでいた頃さ」
とか、
「おうちにアンパンマンのすべりだいがあったよね」
とか勢いよくしゃべりはじめた。
もしかしてこれって知恵熱か？
本人も、知恵熱だ、知恵熱だと嬉しそうに叫んでいる。
風邪を引いても笑かしてくれるリュウであった。