あーあ、つまらないもの食べちゃったなーってことがたまにある。
美味しいとか美味しくないとかじゃなくて、なんていうのかな。
冷めてるとか、値段と量がつり合っていないとか、わざわざやってきたのにこんなもん?とか。
うーむ。
某ホテルの中にあるグリルレストランに、今流行りの熟成ビーフを食べに行った。
14日間熟成させたドライエイジドのオージービーフ。
どうせならと追加料金を払って、肉のランクも1段アップしてもらう。
肉が運ばれてきたときに、
「あちらでお好みのソース(コンディメントとか言うらしい)をお取りください」
と笑顔でススメられる。
なるほど20種類以上のソースがビュッフェ形式で並んでいて、それを各自皿に取ってくるというシステム。
でもさ、肉が来たあとに席立ったら肉が冷めちゃうよ、とも・・・。
醤油や山葵、マヨネーズを使ったオーソドックスなものから、
ブルーベリー入り、たくあんタルタル、ホットチリなど変わり種も。
「お肉には塩コショウの味つけしかしていませんので」
まずはソースなしでそのまま。
うーむ、イマイチ肉の味がわからない。なにがドライエイジでなにがフツーなのか。
14日間の熟成を経て最も旨味が増した時期とのことだが。
続いてソースをディップしていただくことに。
しかし、ソースをつけると肉の味が消える。ソースの味しかしない。
うーむ。どうしたものか。
食べるときは細々考えたくない。ただただ食べたいんだけど、うーむ。となってしまった。
やっぱりおいしいお肉をちょこっと、山葵と岩塩かなんかで食べるのがよいな。ちょこっとね。
年取ったってことかしらん。
若いころは「きゃ、ソースいろいろで楽しい」なんて、必要以上にはしゃいでいた気がする。
うーむ。
女の熟成はいつごろなのか。なんてことも考えてしまった。